埼玉県に3つの拠点を持たれている医療法人社団医秉会様。上尾市にある第2本郷整形外科皮膚科の開院にあわせて、調剤薬局が必要となりました。病院の付近に他の調剤薬局はあったものの、薬局の営業時間と病院の診療時間が合わないという不便さがありました。
「病院はすでに開院していたので、患者さんからは早く薬局を建てて欲しいという要望がありました。調剤薬局は、毎月1日しか開業ができないので、役所への申請や保健所の検査に遅れると開業も1ヵ月遅れてしまいます。そのため工期はなるべく短い方がよかった。木造も比較検討はしましたが工期が長く、MOBILE SPACEだと申請に間に合うとお聞きして、それが決め手になりました。」
そう語るのは、第2本郷整形外科皮膚科の事務長 林様。病院の駐車場に薬局を建てる計画だったため、薬局の施工期間が長くなると、その分だけ駐車場全体が使えなくなり、来院者に不便をかけてしまうことを懸念されていました。
MOBILE SPACEは、工場で生産されたユニットをトラックで運び、現地では積み木のように組み立てるだけ。在来工法では不可能なスピード施工にメリットを感じていただきました。
デザインやレイアウトの自由度も重要となるポイント。病院側の当初の計画は、薬局は平家建建ての予定でした。
「計画段階でスタッフに話を聞いたところ、休憩室と薬品庫も必要とわかりました。でも薬局を広げれば駐車場が減ってしまうという問題があります。そこに三協さんから2階建ての提案をいただいて。当初2階建ての予定はありませんでしたが、予算に収まる範囲で、駐車場の問題もクリアでき、外観も目につくおしゃれなデザインの薬局ができて、大変満足しています。」
「実は木造建築に比べてレイアウトが制限されるのではと心配していたんです。2階建てにもでき、間取りもかなり融通が効くことに、驚きました。外観も、カフェのようなおしゃれな薬局ができたと、患者さんの間でも評判になっていますね。」
「薬局も病院も、すべては患者さんのためにあるものですので」病院とともに薬局をこの先も長く使いつづけ、地域の方に貢献していきたい ーー 期待通りの短期間で薬局の開設を迎えた林事務長は、そのように今後の展望を語ってくださいました。