高速路線バスの運行会社ベイラインエクスプレス様の、事務所移転に伴う新社屋建設にMOBILE SPACEを採用いただきました。建物正面の全面ガラス張りに、ラウンジやジムスペースも採り入れた、コミュニケーションを生む職場環境が社員にも喜ばれています。来訪者からは「バス会社らしくない」とも言われるこの斬新な社屋を建てられた経緯を、代表取締役の森川社長にお聞きしました。
「以前は物流倉庫の屋上に駐車場を借りて、その中のテナントに事務所を構えていました。社員と運転手はそれぞれ別の場所で働いている状態で、運転手さん同士がどのようなコミュニケーションをとっているのかも分かっていませんでした」
従業員どうしのコミュニケーション不足を課題に感じておられた森川様。そのこだわりポイントが、駐車場に向かう全面をガラス張りにしたことです。
「今は車が帰ってくればガラス越しに確認できますし、運転手が笑顔で帰ってきて、こうして話し合っているんだなといったことを、はじめて直視できるようになりました」
また、今回のもうひとつのこだわりが、ラウンジとジムスペース。カフェのようなおしゃれなラウンジと、壁にはボルダリング設備まで備えています。
「夜間寝ずに走って帰ってくる運転手さんがホッとできるスペースを作りたいという想いがありました」
これは森川様が掲げる『健康経営』の目標を表すことにもなっています。
「従業員の働きやすい環境をつくることは、必要な投資と考えています。社員におもいっきり喜んでもらえる社屋をつくりたかったんです。結果、社員が集まるようになり離職率も低下しました。面接に来られた方から『これが本当にバス会社?』という声もいただいたり、他社との差別化にもつながっていると思います」
今回の建設地は15年の定期借地契約のため、いずれは移転される可能性も視野に入れられていました。
「まだ具体的には考えていませんが、MOBILE SPACEが移設や増設も可能という点は、工法を検討する際にプラス働きましたね。施工の早さも想像以上で、現場に立ち会ってそのスピードを実感しました」
「私たちのお客様は最短でも400㎞くらい移動します。400㎞を何となく移動する人はいません。お客様は人生の変化だったり、心に何かを決めて移動される。移動をサポートすることは、お客様のそんな「人生」をサポートすること。そのような姿勢で事業に取り組んで大きくしていけたらと考えています」
三協フロンテアのMOBILE SPACEも、その名の通り『移動できる』建物です。その時々の状況に対応できるフレキシビリティを持ちながら、経営者や従業員の想いに寄り添う、その時にベストな空間を提供することで、より良い職場環境づくりに貢献してまいります。