近年、徳島県板野郡松茂町の人口は減少が続いています。
そのような状況を改善すべく、町の賑わいの場・交流の場となる、松茂町交流拠点施設 Matsushigate(マツシゲ―ト)が建設されました。
「松茂町のシンボルになるように」という想いが込められた、この施設を建設された経緯を松茂町役場 チャレンジ課係長 山根様にお伺いしました。
「この交流拠点施設は、町の魅力を広く発信して交流人口や関係人口の増加に繋げるという側面を持っています。」
空港や高速バスターミナルなど多くの交通拠点を持つ松茂町ですが、町自体が「目的地」ではなく「通過点」になっていることが課題の一つでした。
この施設を町の賑わい・交流の場とするために、「5つの場」をコンセプトとした様々な魅力あふれるコンテンツが用意されています。
「コワーキングスペース等を活用して、異業種交流の中で様々な産業を創出する『起業支援の場』。地域内外の人々で賑わう『集客の場』と『交流の場』。現在は芝生広場の周りで定期的にマルシェを開催しています。そして、多様なコンテンツに触れられる『学びの場』と『情報発信の場』。例えば、調理作業場や木工作業場では、料理教室やモノづくり教室などの講座が行われています。このように5つの場をコンセプトとした色々なコンテンツを配置した形ですね。初めて来られた方には、『想像していたよりきれいだし、すごい建物が建ったね』というご意見もいただいています。」
「モバイルスペースは建て始めてから完成するまで、ものすごく早いなというのは実感しています。それに加えて、大きな単位だけではなく、小さな単位から設置できるので、テナントとして10平米くらいの小さなモバイルスペースも何棟か設置しました。コロナ禍で別のスペースが欲しいなど、そういった時にも活用できる製品なのではと思っています。」
実際に、コロナ禍においては病院敷地内に新設した発熱外来や、オフィスの密を避けるために増築した執務スペースなど、新しい生活様式に合わせた様々な用途でモバイルスペースの需要が増え続けています。
当社では、テレワークや在宅勤務が普及するなどといった、人々の働き方やライフスタイルの多様化を背景に、「好きな場所で住む/働く」ことをテーマにした製品開発を行うなど、変化していく社会に合わせたモバイルスペースの新たな可能性に挑戦しています。
「人口が減少している松茂町の現状を改善していくため、およそ1年から3年の間でイベントやコンテンツ(施設)を充実させていき、このマツシゲートが松茂町の人口減少対策のシンボルとなるように色々な事業を進めていければと思っています。」
状況の変化に合わせて建物を増築・移設しやすいことも、モバイルスペースの特長の一つです。期間限定のイベントでのレンタル利用、テナントや施設の増設など、あらゆるニーズに応えることができます。
さまざまな魅力あふれるコンテンツが用意された交流拠点施設マツシゲ―ト。
三協フロンテアは今後もあらゆるニーズに合わせた提案で、人と人を繋ぐ魅力的な空間づくりをサポートします。