大阪府で廃棄物の収集や運搬、中間処理を行う株式会社大建工業所様。社会情勢が変化し、若い社員や女性社員が増えたことから、職場環境の改善を課題として挙げられていました。
「汚れたりつらい面もあったりする仕事だからこそ、事務所はできるだけ社員にとって良い環境にしてあげたい」
そのような想いが込められた新社屋建設の経緯を、専務取締役の川村様にお伺いしました。
「敷地内はトラックの出入りが激しく、往来もあるので、工期がそんなにかけられないという背景もあり、工期の短さがすごくありがたかったですね。」
新社屋建設が事業の妨げにならないよう、工期を懸念しておられた川村様。
MOBILE SPACEは、あらかじめ工場で生産されたユニットを現地で組み合わせるシンプルな建築工程のため、現地工事が少なく、施工期間を在来工法の約1/2に抑えられます。
「土台、基礎を組んだ後、何か月かかけてきっちりした鉄筋や木造を建てないといけないのだろうなと思っていたので、2日で出来てしまうMOBILE SPACEは画期的でした。」
「女性が働きやすい職場環境にしたかったので、できるだけ綺麗な水まわりになるよう心がけました。一番汚れる場所だからこそ一番綺麗な場所であってほしいとの想いから特にトイレは気にしていました。」
こだわりのトイレは、社員だけでなく事務所を訪れた方からも「高級感がすごい」と好評で、想像以上の使い心地と評価をいただいています。
「どんな感じになるかなと思っていたのですが、ちゃんと断熱材も入っていて、夏も暑くなく使用感が予想以上でした。」
「この製品はリユース、リデュース、リサイクルの3Rに適合しているものだと思います。社屋を移設、増設することもでき、自分たちが使わなくなったら再利用もしていただける。廃棄物が出ないと私たちの商売は成り立たないかもしれないけれど、地球環境のことを考えると世の中のメリットになるなと思いました。」
MOBILE SPACEは移動・移設が可能な廃材をほとんど出さないエコロジーな空間です。建築本体以外でも配線や配管、インフラに至る様々な部材でリユースできる独自の仕組みを構築し、建築の完全なる工業化を目指しています。
「まずゴミ屋さんではなく一つの事業として良いサービスを提供することで、お客様に当社を選んでいただき、できる限り環境負荷の少ない、世の中に社会貢献できる事業として続けていきたいと思います。やっぱり地球あっての人間、地球あっての生物なので。社員みんながそういうことを考えてくれるような会社になれたらと思います。」
従来の建築とは違う独自のリユースサイクルを持つMOBILE SPACE。
三協フロンテアではMOBILE SPACEを通して、スクラップ&ビルドという建築の常識を変え、建築廃材を削減することで、社会に貢献してまいります。