山梨県の南アルプス市にMOBILE SPACEを採用した神仏具の販売店がオープンしました。「朱宮神仏具店」様は、山梨県に根付いて130年の歴史を持ち、県内に3店舗を展開される神仏具店です。今回、県内の新しい地域に出店するため、既存の店舗を移転する形で建設されました。
三協フロンテアのMOBILE SPACEは、工場で全工程の約80%を生産してから現場に搬入されるユニット工法。現場ではユニットを積み上げるだけのシンプルな施工のため現地作業が少なく、建設時の廃材をほとんど出しません。また建物が不要になった際も、売却したり、ユニットに分割して移設することが可能なため、何度でも繰り返し使える環境にやさしい建物です。
今回の移転に際し、既存店舗は取り壊す必要がありました。まだ使える建物が取り壊されていき、たくさんの廃材を目の当たりにした朱宮神仏具店様だからこそ、MOBILE SPACEの廃材を最小限に抑えて環境に配慮した点に共感され、採用いただきました。
新店舗の設計にあたり施主様が最優先されたのは、店舗らしい広々とした天井の高い空間。在来工法やプレハブ工法には希望に添うものがありませんでした。MOBILE SPACEでは天井高2.7mのハイタイプをラインナップしており、規格建築でも店舗やショールームに適した開放感のある空間をつくることができます。朱宮神仏具店を訪れたお客様からは、デザイン性の高さに「ユニットハウスでつくったとは思えない。」と高評価を得ています。
地域の変化に合わせて会社も変化し、永続的に経営を続けて行きたいと語る朱宮神仏具店様。変化に柔軟に対応できるMOBILE SPACEの建築が、その想いに長く寄り添えることを期待しています。