商品管理から配送まで、物流に関するあらゆる業務を取り扱う「東開物流株式会社」様。これまでは東京都に本社を構えておられましたが、千葉方面での事業拡大により本社機能をもともと千葉県にあった拠点へと移すことに。既存の事務所では手狭になってしまうことから、本社を新たに建設されました。
旧本社からの移転の期限が3ヶ月半後に決まっていたため、新本社の建設は完成期日が最優先事項でした。しかし複数の在来工法の建設会社に相談しても、各社とも竣工までに半年以上はかかってしまうとのこと。その厳しい条件を解決できる工法としてお選びいただいたのが、三協フロンテアのMOBILE SPACEでした。
MOBILE SPACEは全建築工程の約8割を工場で生産し、現場では規格化されたユニットを積み木のように組み立てていくだけの素早い施工が特長です。在来工法よりも大幅に工期を短縮することができるため、事務所の移転などスピーディーな対応が求められる現場に最適です。
長く使う建物だからこそ居心地、使い心地にはこだわりたい—そんな想いでデザインされた新本社は、規格品の工業化建築とは思えないと、社員や来訪者にも好評とのこと。特にこだわったという建物の両面に施されたFIXガラスは、外観のデザイン性が高いのはもちろん、光を多く取り入れ事務所内を明るくしています。また、ガラス面を通して倉庫の様子をデスクに居ながら確認することができることで、管理業務の効率化にもつながっています。
規格建築といえばデザインの自由度は低いように思われがちですが、MOBILE SPACEは強靭なボックスラーメン構造により空間の設計が自由なこと、そこに様々なオプションを組み合わせることで、機能的にも美観的にも、お客様のご要望に沿ったオリジナルの空間をつくりあげることができます。