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投資家の皆様へ

2023年3月期の概況

 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度は会計上の問題につきまして、株主、投資家の皆様をはじめ関係者の皆様には、多大なご迷惑とご心配をお掛けいたしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。当社としては、この事実を重く、また真摯に受け止め、再発防止に向けた制度、風土改革に、全グループを挙げて取り組み、関係する皆様からの信頼回復に努めてまいりました。
 当連結会計年度における我が国経済は、個人消費や設備投資において増加傾向がみられました。また、中国でのコロナ政策の変更による景気回復への期待や各国中央銀行の金融政策の変化に伴う景気上昇へ向けた好材料があるものの、ウクライナ情勢の長期化等による下振れリスクなど、依然として景気の先行きは不透明な状況となっております。
 建設業界においては、政府建設投資は底堅く推移しており、民間建設投資も非住宅投資について見通しが鈍化したものの、前年度を上回る傾向が続いております。
 このような情勢のなか、当社グループは、前期にオリンピックなどの大型物件の計上があったため、前期と比較すると売上高、経常利益ともに低くなっておりますが、ホームページへのアクセス数、問い合わせ件数は前年を上回って推移するなどお客様のニーズが高い状態が続いており、全体としてはほぼ計画に沿って堅調に推移致しました。しかしながら、今後も引き続き、資源や原材料の価格は上振れリスクが懸念されるため、原価低減、経費抑制を推進し利益確保に努めてまいります。また、安定した製品の供給、製品品質の向上に取り組むとともに、幅広い客層の獲得を目指し、引き続き展示場及びトランクルーム店舗を計画的に出店して店舗網の整備を図ってまいります。
 展示場については、2022年7月にデビューした新ブランド「MOPAQ」への変更を含めて、2023年3月末までに52店舗をリニューアルしており、今後も継続してまいります。その過程で、展示場をご利用されるお客様からの製品開発要望も取り入れながら、モバイルスペースのポテンシャルを最大化する取り組みを推進していきます。あわせて、マルシェなど地域に合わせたイベントも全国で開催できるように進め、地域社会と繋がりのある店舗づくりを行ってまいります。
 これからも、2018年より掲げている10年ビジョン「地球上でもっとも進化したモバイルスペースメーカーになり、お客様の夢をモバイルすることにより社会のハピネスに貢献する」に沿い、社会から必要とされ、そしてハピネスあふれる社会の実現に向け貢献できる会社を目指してまいります。
 株主の皆さまにおかれましては、重ねてご心配とご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げるとともに、今後ともより一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

代表取締役社長長妻 貴嗣