2019 年 12 月 5 日 |
三協フロンテアは創業 50 周年を迎えました。
- 創業者 長妻和男をはじめとする 7 名によって、
1969 年に創業以来、50 年に渡り時代時代の社会の課題に挑み、乗り越えてきました。
社会に課題が現れた時、真っ先に立ち向かう。それが私たち三協フロンテアの歴史です。
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- 創業者 長妻和男は、オリジナルの自社製品で社会の課題を解決したいという想いから独立を決意。社名の「フロンテア」は、第35代米国大統領ジョン・F ・ケネディが提唱した「フロンテアスピリッツ=開拓者精神」に由来しています。
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- 1960年代、高度経済成長期の日本は、戦後最長の好景気(いざなぎ景気)に支えられ、その姿を大きく変えようとしていました。そんな時代の中、創業者 長妻和男をはじめとする7人の男たちは、当時の建設現場の作業環境に「これではダメだ。環境改善をしないと将来人材が集まらなくなる。人材が集まらなければ、日本の成長に支障が出る」と考え、職場環境改善につながる数々のプロダクトを生み出しました。
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- 1970年代、世界中でモータリゼーションが進む中、日本の自動車保有台数は2000万台を越え、世界第二位の自動車大国になっていました。国土の狭い日本にあふれる大量の車。そこに目をつけた三協フロンテアは、アメリカのパーキング製造会社と技術提携し、立体式駐車装置の自社製造に踏み切りました。当時の駐車場不足という社会課題に画期的な解決策を打ち出しました。
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- 「ユニットハウスを折りたたむなんて素人だ。そんなの無理に決まっている。」世界初の折りたたみ式ユニットハウスの開発中、周りの人は口を揃えて言いました。しかし、それが実際に製品化されると、「折りたためる、持ち運べる、自由に変えられる」という特長を持ったユニットハウスは「不動産は動かない」という常識を覆し、多くのユーザーの心を掴みました。
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- まだ記憶に新しい熊本地震(2016)や、この国に大きな爪痕を残した東日本大震災(2011)、阪神淡路大震災(1995)。自然災害が起こるたびに、多くの方々が生活のための基盤を失ってきました。必要な時、必要な場所に、迅速に建てることのできるモバイルスペースは、被災されたみなさまの応急仮設住宅として、安心、安全な暮らしを提供いたしました。また、PKO やイラク復興支援など、海外への支援活動も行い、 国内にとどまらずグローバルな復興支援を行っています。
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- 自然界から資源やエネルギーを取り出し、製品を生産、消費し、使い終わったら処分するというリニアエコノミーの考えは、すでに限界を迎えています。このまま行くと2050年には様々な資源が枯渇していくとの予測もあります。私たちはそのような未来を変えるために、モバイルスペースを用いた、資源循環型社会の実現に挑んでいます。
- 三協フロンテアの使命は、社会への貢献。
それは、資源循環型社会への貢献です。
私たちは、スクラップ&ビルドを前提とした過度な空間作りに立ち向かい、
節度ある空間作りをより一層社会に普及させることで、
「建物が循環する」という全く新しい都市デザインを通して地球環境に貢献していきます。
私たちのモバイルスペースが世界の常識になり、
世界中にモバイルスペースが溢れることで、世の中をより幸福な方へと動かしていく。
「ハピネスあふれる社会」に向かって。
私たちの挑戦はこれからも続きます。
三協フロンテアの50周年記念ロゴは、
当社の社員および社員のご家族から応募された、約100点の作品の中から決定いたしました。
このロゴは、“5”をクレーンに、“0”をモバイルスペースに見立て、
上空には宇宙が広がっていることを表現しています。
1棟1棟を丁寧に生産し、慎重に設置する、
その日々の積み重ねにより、50年間の歴史を作ってきた当社の姿勢をあらわしています。
想いをひとつに、宇宙のように無限に広がる未来を拓いていきたい。
そんな想いが込められたロゴマークです。