熊本で新築の住宅や商業建築の設計・施工を行うスペースエージェンシー様の新社屋建設に、三協フロンテアのMOBILE SPACEを採用いただきました。建築デザインを専門とする企業が、自由設計の在来工法ではなくMOBILE SPACEを利用するメリットとは? その理由を代表取締役の益田様に伺いました。
社員の増加による執務スペースの不足と、接客のショールームの拡張・充実を理由に、新社屋建設を計画されたスペースエージェンシー様。どのような過程で、MOBILE SPACEでの新社屋建設にいたったのでしょうか。
「当社自体が建設業ですから、いろいろな工法は検討しました。そのなかでMOBILE SPACEの移動・再利用できるという部分に魅力を感じ、将来さらに社員が増えて移転する時のことも考慮して、MS1を軸に計画を考えはじめました」
「我々自身で、50分の1のMOBILE SPACEの模型を作って、空間を検討しました。ユニット式の制約はありますが、そのなかで空間デザインの専門家として、まさに積み木を組み立てるような感覚で、楽しんで社屋を設計できましたね」
ユニット工法による制約はあっても、ベースとなる構造をもとにデザインの様々なアイデアでカバーできると語る益田社長。MOBILE SPACEで社屋を設計し、実際に建設してみて感じられたメリットをお聞きしました。
「規格が決まっているからこそ、構造体は1ユニットいくら、付帯工事でいくら、といった予算がたてやすい。そして工場生産のため工期がしっかり読めること。コストとスケジュールの2点が安定して計画できることは、我々設計側にとっても大きなポイントです」
商談でショールームを訪れるお客様の評価もよく、設計業務をする社員のクリエイティブ・スペースとしても満足のゆく狙い通りの空間ができたと、手応えを感じられた益田社長。今後は熊本に限らず九州全土へと通じる商品・サービスの展開を目指し、三協フロンテアのMOBILE SPACEと一緒に取り組んでいきたいと、将来への想いを語ってくださいました。